コンブリオに相談しようといらっしゃるお子さんは、
過去に何らかの心理検査を受けていることが多くあります。
また、医療機関にて診断を受けているケースもあります。
教員時代から気になっていたことではあるのですが、
この診断と心理検査の結果について書いてみたいと思います。
診断が出るまで様々な過程があるのだとは思うのですが、
心理検査結果がその診断に至る中で大きな役割を果たしているようです。
保護者の主訴、問診におけるやりとりなども
その材料であることには疑いはありませんが、
ひとつの診断に対し心理検査が1種類というケースが多く、
その点が腑に落ちないのです。
心理検査には「これをやっていればだいたいの傾向はわかるだろう」
というものから、特定の分野に限ってみることができるものまで様々です。
しかし「これひとつで大丈夫」という万能な検査はありません。
自分の子どもにはどのような傾向があるのか、
得意なこと・苦手なことは何か、
などを探るのが目的ならば、
わたしは検査の種類にあまり頓着しないのかもしれません。
しかし、診断を目的とするならば、
その的確な診断に近づけるために複数の検査を実施し、
その結果からみることができる傾向を掴むことができるようになっていればいいのにと思っています。
コンブリオでも心理検査ができるよう準備を進めています。
コンブリオで行う支援に必要な傾向が探れるであろう検査の内容を精査し、
検査者としてのスキルも高めなければと思っています。
検査の準備が整いましたら、コンブリオの Web Site でお知らせします。
必要な場合はご相談ください。
診断のため、学校での指導のため、
必要があれば、情報を共有し、子どもの支援の輪を広げたいと思います。
(もちろん保護者の了解のもとで行われます)