2017年4月28日金曜日

対応の必要な”こだわり”のサポートについて

”こだわり”にも、単に思い入れが強い場合と、防衛反応(自分にとって、感じたくない感情を避けるために無意識とる行動)としての”こだわり”があります。
今回は、防衛反応としての”こだわり”のサポートについてです。

子どもの思考の特徴として、純粋かつ単純に「良いか悪いか」「生きるか死ぬか」の様な極端な二分化をします。
この極端な二分化された思考は、大人の感覚とは違い、事の大小に関係なく、その子特有の感覚に相まって、簡単に痛みを伴って闇(孤独)に入ってしまう特徴があります。

例えば、お友達に仲間に入れてもらえない場合、”僕は仲間に入れてもらえない子だ”とか、”自分はダメな子だ”と完全に思ってしまい、本人の中では永久に続く感覚となります。同時に悲しみ、怒り、絶望などを伴ない傷つきます。無意識には、仲間に入れてもらえる可能性が自分に全くないことを意味します。多くの場合は、チャレンジと失敗を繰り返し事態は悪化します。
仲間に入れてもらえないことで感じる傷ついた感情をさける為、必要以上に仲間に入れてもらうことに、こだわるようになったりもします。(また逆に、全く友達に関わらないようにするケースもあります。)

痛みをもった年齢が小さければ小さいほど、この傾向は強まり、いわゆる完璧主義や、極端なこだわりを示します。

対応のポイントのひとつとして、二分化された思考の中に統合された概念を入れていきます。
例えば、「仲間に入れてもらえない(無意識的に絶対)」のであれば
「仲間に入れる時と入れない時がある」⇨「仲間に入れてもらえなくても、自分はダメだからではない」⇨「自分は自分のままで大丈夫」とか「自分を信じてみよう」etcの方向へ。
お子様が安心できる様に、その都度、二分化されているお子様の感じていることに寄り添い、状況や相手の考えなどが説明ができると良いかと思います。
くれぐれも、親御さんが、二分化された思考に支配され、「うちの子の⚪︎⚪︎が悪いからに違いない」と怒らずに、お子様の根底にある二分化された思考に安心をもたらしてください。
行動を修正するのは、安心の後です。

また、日常的には、お子様の持つ世界観(イメージ)を観察して、ネガティブな可能性だけのものについて、ポジティブな可能性の存在を伝え、時間をかけた修正を試み、出来るだけ安心できる世界観(イメージ)を持てるようサポートしていきます。

吉田幸恵


2017年4月9日日曜日

4・5月のお休み・学習日について

次の期間、コンブリオはお休みとなります。
5月2日(火)〜7日(日)

また、4月29日(土)は祝日ですが、学習日となります。
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