2009年11月30日月曜日

心に残った言葉(1)

「最近、心に残った言葉」をもとに考えたことを書きます。
初回は、先日お会いした巡回相談をされている方の言葉です。

「ここ最近、巡回相談で自閉症の話はほとんどしてないよ。学級経営にかかわる話ばかりだよ」

学級経営とは、学級担任の先生が1年間自分が受けもつクラス・子ども達を
その様子や学年の特性を踏まえ、どのように育てていくのか、の目標を立て、
学習や生活の面からどのような具体的手立てをとっていくのか
という計画に基づいた日々の指導を指しています。
この目標と計画は主に年度当初に担任の先生が「経営案」として作成し、
校長先生に提出、年度末には年間の指導を振り返り自己評価します。
似たようなものには、
校長先生がつくる「学校経営案」
学年主任の先生がつくる「学年経営案」
専科の先生がつくる「専科経営案」などがあります。

さて、特別支援教育という仕組みができあがりました。
『特別支援学校や特別支援学級だけでなく、
通常学級に在籍している子ども達の中にも、
学習内容の習得や友達との交流において困難さを抱えている子がいますよ。
こういったケースには、発達障害の子がいるので、
一斉に行われている指導の中に、その子がもつ特性(教育的ニーズ)をふまえた手だてを入れてくださいね。
必要があれば、専門的な立場からの協力も仰ぎながら、進めてくださいね』
という内容が含まれています。
そして、そのために教育委員会が行う施策の一つに巡回相談員の派遣があります。
その巡回相談とは、どんな仕事かというと…
各学校を巡回して教員等に指導内容や方法に関する指導や助言を行う巡回相談の実施(障害のある幼児児童生徒について個別の指導計画及び個別の教育支援計画に関する助言を含む。)文部科学省 特別支援教育の推進について(通知) 平成19年 より抜粋
また、コンブリオがある杉並区では
「臨床心理士等、専門的な知識や経験を有する者が、小・中学校等を巡回し、教員に対して、教育上特別な支援を必要とする児童・生徒に対する指導内容・方法等に関する指導・助言を行うこと」杉並区特別支援教育推進計画 平成21・22年度 より抜粋
とされています。

「必要と考えられる教育的ニーズ」について助言しようとすると、
学級経営について話題に触れざるを得ない…。
専門分野外に口を出す・出されるのは、
相談する側・される側、双方が大変だなと思いました。
それでも、
「障害がある子ども達にとって分かりやすい授業、過ごしやすい学級・学校生活は、
障害のない子ども達にも分かりやすい授業、過ごしやすい学級・学校生活である」
という視点に学校側・相談員側が立つことができれば、
こんなにいいことはない、
と一人でワクワクしていました。

コンブリオでは、
学校コンサルテーションを行っています。
お子さんのことで、担任の先生に話してほしいことがある保護者の方。
または、
学校で進める特別支援教育について相談したいという
教育機関からのご相談もお受けしています。

多くの時間を過ごす小学校という環境で、
子どもが明るく元気よく過ごせるように…。
少しでもお手伝いできればと思います。

明日から12月。
今年も残すところ1ヶ月。
もう冬本番です。

2009年11月12日木曜日

ただ今 準備中

こんにちは(^^)
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

ただ今、con brioでは、”お母様同士のコミュニケーションの場がほしい”という声にお答えできるように、来年度にむけて検討しております。
”安心してお母様同士の心が通う安全と感じられる場”を提供できることはもちろんのこと、時には、リラックスしていく感覚を体験していただいたり、子ども達の理解を深める為の勉強会など、基本的にお母様が楽しみながら出来ることを企画中です。
こんなことをしてほしいということがありましたら、お気軽にお声がけくださいね♪

このコミュニケーションの場を通して、個々の様々な思いが受けとめられ、一人ひとりにとっての創造的な場所になるように、そして、グループ全体が生き生きと活動できるよう準備を進めていきますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

yukie