通常学級にお子さんが在籍している親御さんにとっては、子どものテンポに合わせることは、勇気のいることばかりです。学校との関係・友達との関係・ご近所との関係・・・・
社会生活が苦痛になってしまうほど、自分自身、子ども、そして家族が、肩身が狭くなった様な感覚に捕われがちです。
人はみんなと(ある程度)同じであると安心を感じることが多いかもしれません。
みんなと違うということに孤独を感じることもあります。人によっては優越感かもしれませんが、どれも本当の自分であることへの抵抗に感じられます。
本当の自分であるより、自分自身を制限し、想定の中の安全な範囲において、自分を守ろうと多大な力を注いでいるのです。
ですから、発達障害のお子さんを持つ親御さんには、このことをしっかり心に留めて、勇気とやさしさをもって、親子で本当の自分であることを大切にしていってほしいと願っています。
少しずつ、違った可能性に心を開いて、そこから周囲を見ると、きっと違った世界が見えてきます。そして、愛情あふれる人間関係をたくさん作っていきましょう。 Yukie