2011年8月26日金曜日

共感する力 ー自己犠牲なく相手を大切にするためにー

”共感” よく耳にする言葉ですが、人と人の間には、何が起きているのでしょうか。
今日は共感について少しだけ書いてみます。


相手に共感するということは、相手に対して思い込みがない状態で、心を開いていて、尚かつ、自分の感情が流れている状態です。
相手に対して心を開くというのは、相手に対する一体感をもち、ジャッジしないで受け止めている状態(愛のある状態)です。
そうすると、何もしなくても自然に相手に共鳴し同調します。

とても簡単に説明するとこんな感じなのですが、一般的に人は思い込みや判断などが混じってしまいがちです。
感情には、とても深いものや、そうではないものもあります。自分の感情が流れるということも、自分の中に痛み(傷)がありその感情を流したくない場合もあります。人によっては日常的に頭で判断してしまい、なかなか感情に辿りつかない場合もあります。
ですから、ひとえに共感といっても、心から互いに安心感を得るというのは、大変難しい作業なのです。

最初のステップとして、”今この瞬間”における自分の感情に気づくことが大切です。
自己犠牲なく相手を大切にするために、まずは自分自身を大切に・・・

※余談ですが、母校である米国BBSHにおいて専門家養成の為に、何年も心理プロセストレーニングをするのは、共感(人の感情)に対する感受性を高めたり、自己の深い傷(トラウマ)に対してアプローチ(癒しをもたらし)をして感情を自由に流せるようになることも大切な要素のひとつとなっています。
Yukie